- ウェルスナビについて知りたい人
- ウェルスナビを始めようか悩んでる人
- 既に始めてるけど、ずっと継続して良いのか迷ってる人
最近、世間でも投資に関する情報が多くなり「ロボアドバイザー」なる言葉もよく聞くようになってきました。
その中でも『ウェルスナビ(WealthNavi)』は有名じゃないでしょうか。
筆者も今年の1月25日から『ウェルスナビ(WealthNavi)』での運用を開始しておりましたが、6月15日に80%程度の資産を出金し、今後の積立てもやめました。(以下グラフ参照)
今回はその理由について、ご紹介したいと思います。
損失は出てないみたいだけど、どうして?
それを今回は紹介していくよ!
結論から言うと以下の3つが理由です。
- 手数料が高い
- 自分で同様のポートフォリオが組める
- 自分が買いたい銘柄が買えない
詳細は後述しますので、まずは「ウェルスナビ(WealthNavi)とはなんなのか」について、次項にてご説明していきます。
では、どうぞ!
運営者プロフィール・ Twitter(@ririmannonline)
目 次

ウェルスナビとは「世界水準の金融アルゴリズムに基づいて、自動で資産運用を行ってくれるサービス」です。
なんだか小難しい内容ですが、簡単に言うと『今までプロの投資家が行っていた資産運用をロボットが行う』といったものになります。
ロボットが資産運用を行うおかげで人件費の削減に繋がり、低コストで利用できるようになったのです。
このように人間の代わりにロボットが「資産運用のアドバイス」や「運用までを自動的に行ってくれるもの」をロボアドバイザーと言います。
ウェルスナビ(WealthNavi)は、その「ロボアドバイザー」の中で、預かり資産、運用者数共に一番の実績を持っている企業になります。
基本情報は以下の表通りです。
最低投資額 | 10万円 |
---|---|
取り扱い 商品 | 米国ETF |
運用手数料 | 基本的に『年1%(税込み1.1%)』 ただし、預かり資産額が3000万円以上の場合は『0.5%(税込み0.55%)』
また、資産資産運用期間に応じて、手数料が減額していく「長期割」もあり、最大「0.9%(税込み0.99%)」にすることが可能です。 |
為替手数料 | 無料 |
為替 スプレッド | 無料 |
売買手数料 | 無料 |
リバランス 費用 | 無料 |
入出金 手数料 | 無料(金融機関振り込みは利用者負担) |
ウェルスナビのメリット・デメリット
では、簡単にウェルスナビのメリット・デメリットについて説明します。
まずメリットが以下の4点です。
- 手間がかからない
- 税金も自動的に最適化してくれる
- 運用実績も申し分ない
- NISAにも対応している
メリットは全体的に手間が極端に少なくなくて済むというところでしょう。
本当にお金を入れておくだけで、めんどくさいことは全てやってくれるイメージです。
「お金のことを毎日考えたくない」
「ややこしい手続き等は極力やりたくない」
という方は、向いてるかと思います。
ずっとお金のことを考えるのはしんどいもんね
続いては2つのデメリットです。
- 運用手数料が高い
- 短期投資には向いていない
やはり、運用手数料の高さは大きなデメリットです。
先に記載しましたが基本的には『年1.1%(税込み)』となります。
長期割を利用しても「0.99%(税込み)」なので高いのは変わりありません。
短期投資は向いてなく、長期運用(10年以上)での投資が前提なので、運用手数料が高いと後々響いてきます。
この点は注意が必要です。
無駄に高い手数料は払わないに越したことはないからね!
その手数料が妥当かしっかり判断すべきだよ。
過去の運用実績
もし、ウェルスナビのサービスを開始した当初(2016年1月19日)に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立てながら投資した場合は、以下の図の通りとなります。
また、ウェルスナビは5段階の「リスク許容度」がありリスクに応じてパフォーマンスが変動する仕組みとなっています。
まずはドル建ての場合。
リスク許容度 | 累計元本額(ドル) | 資産評価額(ドル) | リターン |
---|---|---|---|
1 | 2.61万 | 3.32万 | +27.3% |
2 | 2.61万 | 3.58万 | +37.2% |
3 | 2.61万 | 3.79万 | +45.0% |
4 | 2.61万 | 3.99万 | +52.8% |
5 | 2.61万 | 4.10万 | +56.9% |
続いて、円建ての場合。
リスク許容度 | 累計元本額(円) | 資産評価額(円) | リターン |
---|---|---|---|
1 | 292万 | 365万 | +25.1% |
2 | 292万 | 393万 | +34.8% |
3 | 292万 | 416万 | +42.5% |
4 | 292万 | 438万 | +50.1% |
5 | 292万 | 450万 | +54.1% |
こう見ると、ドル建ての方がパフォーマンスは高いですが、どちらも十分なリターンがあることが分かると思います。
今後も同じようなリターンがあるかは分かりませんが、長期で見た場合ある程度は期待ができそうです。

では、ここからは筆者が約5か月間「ウェルスナビ(WealthNavi)」での運用を行ったが、やめた(正確には減額)した理由をご説明します。
- 運用手数料が高い
- 自分で同じようなポートフォリオが組める
- 自分が買いたい銘柄が買えない
1つずつ説明していきます。
運用手数料が高い
正直『運用手数料が高い』というのが辞めた理由の中で一番大きいです。
先にも記載していますが、運用手数料は「年1.1%(税込み)」です。
筆者の場合、約60万円程度運用していたので、年に約6600円の手数料を支払うことになります。
この金額以上にリターンがある状況でしたので、マイナスではなかったですが、長期で考えた場合、無視できない金額になりえます。
一般的な米国ETFの手数料は0.1%前後(もっと安いものもある)なので、純粋に10倍程度の差があることになります。
もともと手数料が高いのは承知の上だったんだけど、やっぱ勉強を重ねるごとにもったいなく感じるようになるよね。
自分で同じようなポートフォリオが組める
ウェルスナビで、実際に購入している銘柄がこちらです。(下図参照)
見ていただければ分かると思いますが、少し投資の知識がある人なら簡単に買える銘柄ばかりです。
わざわざ、ウェルスナビ経由で購入し、高い手数料(年間1.1%)を払うぐらいなら、自分で買って約10分の1程度の手数料で抑える方が賢い判断です。
でも、そんな簡単に買えるの?
買えるよ!!
ただ、不安な人は一度ウェルスナビを使ってみるのも一つの選択肢だね!!
自分が買いたい銘柄が買えない
ウェルスナビの良いところは自動でほとんどのことをやってくれる部分です。
そのため、利用者が買いたい銘柄があったとしても、それを購入することはできません。
ただ、逆にその方が私情が挟まらないので、冷静な判断ができるかも知れません。
良いところでもあり悪いところでもあるといった感じです。
筆者の場合は、良くないポイントと思ったので、この理由を「ウェルスナビを辞めた理由」にしております。
判断が難しいけど、やっぱり自分で納得した商品が欲しいよね。
上記でウェルスナビを辞めた理由について説明しましたが、ウェルスナビをおすすめできる人はいます。
以下の方は、要チェックです。
- 投資について詳しく知らない人
- 手間を極力かけたくない人
- 1つの指標として賢く活用したい人
先に記載したメリットでも少し紹介しましたが、やはりウェルスナビの最大の特徴は『手間がいらない』という部分です。
特に投資初心者の方は、下手に手を出すより勝率は高くなると思います。
この部分と手数料を天秤にかけ、どちらの選択をするかがポイントなってきます。
ご自身の投資スタイルに合わせて、十分検討ください。
まとめ:マネーリテラシーが高い人はウェルスナビは不要
ウェルスナビについてまとめます。
ウェルスナビ(WealthNavi)とは
- 「世界水準の金融アルゴリズムに基づいて、自動で資産運用を行ってくれるサービス」です。
ェルスナビ(WealthNavi) をやめた理由
- 運用手数料が高い
- 自分で同じようなポートフォリオが組める
- 自分が買いたい銘柄が買えない
色々つらつら書きましたが、結論は『マネーリテラシーが高い人はウェルスナビは不要』ということです。
ある程度の知識があれば、わざわざ高い手数料を払う必要はありません。
ただ「マネーリテラシーが高い人」とはどんな人なんだ?と思う人もいるかと思います。
そうな方は一度、ウェルスナビを始めてみることをおすすめします。
やっているうちに自分に合っているか、不要かの判断ができるようになります。
「やる」か「やらない」か悩んでる時間がもったいないです。
やってみて、その後判断したら良いだけです。
トライ&エラーで進んでいきましょう!
また、マネーリテラシーを向上させたい方は『お金の教科書』として、お金の知識をまとめた記事がありますので、参考にしてみてください。

では、また!!
りりまん