みなさん、単利と複利について知ってますか?
簡単に言うと、「利子・利息」の計算方法のことです。
「ん?よく分からないなー?」と、思った方
単利と複利の違いを理解していないと、将来の資産形成に大きな影響がでてきます!
「損する人」と「得する人」がはっきり分かれます。
「得する人」になりた~い。(笑)
だよね。笑
ちなみに、複利は人類最大の発明と言われるぐらいに凄いものなんだよ!
では、今回は単利と複利の特徴とその違いについて説明していきます!
そもそも、利子や利息、金利について分からない方は下記の記事をご覧ください。

単利と複利の違い

まずは単利と複利についてご説明します。
単利とは
単利は預けた「元本のみ」に利息がつく計算方法になります。
例えば、100万円を元本にし年利5%で運用した場合、以下の図の通りになります。

つまり毎年、年利分が増えていく計算になります。
複利とは
複利は預けた「元本+利息」に利息がつく計算方法になります。
単利同様、100万円を元本にし年利5%で運用した場合、以下の図の通りになります。

「元本+利息」に年利がかかってくるので、単利に比べて毎年の利息の額が大きくなります。
見ていただいた通り、利息の額が「単利<複利」になります。
例では、約5万円の差ですが「元本が大きく」「運用期間が長い」場合はその差は広がっていきます。
それぞれの金融商品
では、単利と複利のそれぞれの金融商品について紹介します。
「単利」金融商品 | 「複利」金融商品 |
定期預金(銀行) | 定額預金(ゆうちょ銀行) |
債券(国債、社債等) | 元利自動継続型 |
投資信託 (毎月分配金受取型) | 投資信託 (無分配型、分配金再投資型) |
もちろん、複利の金融商品の方が資産運用に向いています。
この差を理解するのが、とても大事です!!
「100」と「72」という魔法の数字

「100」と「72」という数字になんの意味があると思いますか?
これは「単利」と「複利」での「元本が2倍になる期間」を算出するのに用いる数字なんです。
以下の表に纏めましたので、ご参考にしてください。
将来の資産運用に役に立ちますので、覚えておくと便利です!!
運用 利回り | 単利 | 複利 | ||
計算式 | 2倍になる 期間 | 計算式 | 2倍になる 期間 | |
1% | 100÷1=100 | 100年 | 72÷1=72 | 72年 |
2% | 100÷2=50 | 50年 | 72÷2=36 | 36年 |
4% | 100÷4=25 | 25年 | 72÷4=18 | 18年 |
5% | 100÷5=20 | 20年 | 72÷5=14.4 | 14.4年 |
10% | 100÷10=10 | 10年 | 72÷10=7.2 | 7.2年 |
見てわかる通り、複利の方が短期間で資金が2倍になっていることがわかります。
それだけ効率的ということです。
まとめ
単利と複利について、理解いただけたと思います。
「単利だからダメ」ということはありませんが、利息の計算を正確に実施できるようになっておくことが重要です。
今回で、皆さんも効率よく「お得」に資産運用ができることと思います。
これからもお金の勉強をしていきましょう!
では、また!!
