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【5分で分かる】名目賃金と実質賃金の違い|給料が増えない国「日本」の現状!!

 この記事がおすすめな人 
  • 名目賃金と実質賃金について知りたい人
  • 日本と海外各国の賃金の推移が知りたい人

まず『名目賃金』と『実質賃金』について、以下に記載します。

  • 名目賃金
    ⇒働いた対価として、その国の貨幣(金銭)で支払われた賃金
  • 実質賃金
    ⇒「名目賃金」から消費者物価指数(物の価値)を考慮した賃金

つまり、『名目賃金』は上っ面だけの数字で、実際に生活の豊かさに直結するのは『実質賃金』であるということです。

ニュースなどで「名目賃金」や「実質賃金」はたびたび出てきますので、知っていて損はありません。

今回はそんな「名目賃金と実質賃金の違いについて」わかりやすく解説していきます。

嫁さま

なんとなく分かる気がするけど、いまいちピンとこないんだよね~。

りりまん

次項以降で日本のおけるこれまでの推移や、海外との比較についても紹介していくからイメージしやすくなると思うよ!!

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りりまん

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「名目賃金」と「実質賃金」

では「名目賃金」と「実質賃金」について、それぞれ簡単に紹介していきます。

言葉の意味や内容を理解しておくことで、お金への関心も広がるので要チェックです。

名目賃金とは

名目賃金とは冒頭で記載した通り「働いた対価として、その国の貨幣(金銭)で支払われた賃金」です。

この中の「貨幣(金銭)」というのが、1つのポイントです。

要するに、額面としてお金でもらった額が『名目賃金』となるわけです。

例えば会社に勤めている場合、様々な福利厚生があると思います。

「特別休暇の贈呈」
「特定施設の割引」
「無料での社員食堂・旅行の利用」
などです。

しかし、これらは貨幣での支給ではないため「名目賃金」には含まれません。

その点だけ押さえておけば、特に難しいことはありません。

名目賃金が上がることは、我々の給料UP等に繋がるため歓迎すべきことであります。

嫁さま

「給料=名目賃金」って思っておけば良いのな?

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基本的にその考えで問題ないと思うよ!

実質賃金とは

次は実質賃金についてです。

実質賃金とは「”名目賃金”から消費者物価指数(物の価値)を考慮した賃金」です。

『消費者物価指数』とは消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標で、総務省から毎月発表されています。(全国と東京都区部の2種類あり、東京都区部は速報で集計され当月分が発表される)

消費者物価指数の変化をもって物価の変動を見ることができますので、消費者物価指数は、国民の生活水準を示す指標のひとつになっています。

消費者物価指数│SMBC日興証券

少し難しいので嚙み砕いて説明すると、実質賃金とは「名目賃金では金額しか見ていないから、物価(物の価値)も考慮して賃金を算出しようよ」というものです。

例えば、今まで給料20万円の方が給料40万円にUPした場合、名目賃金は2倍となります。

しかし、同様に物価(物の値段)も2倍になった場合、収入は増えているが支出も増えるので、実質的に賃金が増えたとは言えません。(下記図参照)

実質賃金が増えないことには、生活が楽になったりはしません。

つまり、実質賃金を上げるには「名目賃金の上昇率>物価の上昇率」にならないといけないということです。

嫁さま

なるほどね!
給料が上がったからって生活が楽になってるとは限らないんだね!

りりまん

そうゆうことだね。
実質賃金が増えないとだめなんだよ!

名目賃金と実質賃金の違い

ここまでの説明で「名目賃金」と「実質賃金」については理解してもらえたと思います。

要するに、我々が注視すべき賃金は「実質賃金」であるということです。

実質賃金の上下が生活の豊かさに直結します。

では、私たちが生活している日本ではこれまで「名目賃金」と「実質賃金」はどのように推移してきたのでしょうか。

次項にて詳しく紹介していきます。

名目賃金と実質賃金の国際比較

「名目賃金」と「実質賃金」について、これまでの日本の数値と海外比較を紹介していきます。

正直なところあまり嬉しくなるような状況ではないですが、しっかり現状を把握していきましょう。

「名目賃金」の推移の国際比較

以下のグラフが各国の「名目賃金(平均賃金)」の推移です。

OECDデータ(平均賃金)から筆者が作成

1995年から2016年までのデータ(約20年)をグラフ化しています。(賃金はドル表記)

基本的に右肩上がりである各国に対して、日本(赤線)だけほとんど変化なしです。

1995年:37934ドル(約417万円)
2016年:37810ドル(約416万円)

つまり、日本は20年間給料が上がっていないということで、言い換えると「経済成長をしていない国」ということです。

『日本は豊かな国』というイメージを持たれている方はいるかと思いますが、全然そんなことはなく日本が成長しなかった20年間で世界での順位を大きく変わりました。

しかし、上記のグラフは「名目賃金」を示したものです。

先に説明した通り、私たちの生活に直結しているのは「実質賃金」です

次項にて、実質賃金の推移についても見ていきましょう。

「実質賃金」の推移の国際比較

以下のグラフが各国の「実質賃金」の推移です。

こちらも名目賃金と同様、1995年から2016年までのデータ(約20年)をグラフ化しています。

1997年の値を100とした場合で、各年数の数値を算出しています。

ご覧になって分かると思いますが、唯一下がっているのが日本です。

その数値は89.7(%)。

約20年間で10%近く賃金が減っていることを意味します。

先ほど名目賃金が一定だったのは確認してもらったと思いますので、減っている原因は物価が上がっていることが要因となります。

要するに、給料は上がらないのに物の価値は上がっている状態ということです。

これが今の日本の状況です。

少し残念で悲しい気持ちになるかと思いますが、これが現実なのです。

嫁さま

なんか悲しいね。
どうすればいいんだろう?

りりまん

今すぐどうこうなる問題ではないけど、少なくともお金の勉強をして政治に参加すること(選挙に行く)が僕たちにできることだね。

まとめ:実質賃金が重要!!

名目賃金と実質賃金についてまとめます。

名目賃金とは

  • 働いた対価として、その国の貨幣(金銭)で支払われた賃金

実質賃金とは

  • 「名目賃金」から消費者物価指数(物の価値)を考慮した賃金

日本の「名目賃金と実質賃金」の国際比較

  • 名目賃金は、ほぼ同水準(他国は右肩上がり)
  • 実質賃金は、唯一のマイナス(他国は右肩上がり)

いかがだったでしょうか。

日本の現状に対しては少し残念だったかと思いますが、「名目賃金」と「実質賃金」については理解してもらえたと思います。

日本の状況を良くするのも、このような金融関係の勉強を積み重ねていくことが重要になってくると思います。

本ブログでは「お金の教科書」として、お金に関する情報をまとめており、少しはお役に立てると思いますので、良ければ他の記事も閲覧してみてください。

【完全保存版】『お金の教科書』 人生で学んだお金の全て!! 【2021年】3月31日:初版発行4月30日:記事追加・文章修正5月31日:記事追加(6記事追加)6月30日:記事追加(8記事追加)...

これからも楽しくお金の勉強は重ねていき、将来に役立てていきましょう!!

では、また!!

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